HPを作りたい人、多くの人に来て欲しい人のための書き物です。それ以外の人が読んでも何の役にもたたな・・・いとまでは言いませんが、あまり意味は無いでしょう。それとある程度経験を積んでいる人にとっては当たり前のことしか書いてありません。なのであまりに当たり前のことが書いてあっても「こんなこともう知ってるよ!」と怒らないでネ。
ちなみに、ここでは「HP=サイト」「ページ=サイトの構成単位で、1ページ目、2ページ目として数えるあのページ」として話しています。
HPを作りたい。そう思っている人は多いでしょう。そして、そう思ってHPを作った人は「どうせならば多くの人に来てもらいたい」と思うでしょう。
ここでは、そう言う人のために「少しでも多くの人に来てもらえる」ためのHPの作り方をお教えします。と言っても、難しい技術論ではありません。誰でも気をつければ出来るような簡単なアドバイス程度です。
けれども、この簡単なことに始めのうちは気付かないものなのです。なんだかんだでかれこれ7年以上HP作成を趣味としている私が最近になってようやく気付いたちょっとしたポイントを紹介したいと思います。まずは、下のアンケートに答えてください。
いかがでしょう。最初の2つに当てはまらない人へ。あなたはなぜこれを読んでいるのですか?いや、読んで悪いとは言いませんが。
「別に人なんて来なくてもいいや」と言う人へ。始めはそう思っていてもだんだんと切なくなってくるものですよ。私も最初は「別に誰も見てくれなくてもいい・・・」と言う感じでこのサイトを作ったのですが、もし今誰も見てなかったらとっくにやる気をなくしていると思います。ただ、わざわざ手間をかけるくらいなら、誰も見てくれなくてもいいか〜ぐらいの気持ちですが。
最後の2つのいずれかに当てはまった人へ。危険です。ハチ公前でリンボーダンスを踊るくらいに危険です。けれども、「内容は家族の写真や〜」は分かるとして、なぜ「FLASHや〜」がいけないのか、と疑問に思われる方もいるかも知れません。
「FLASHや〜」そのものがいけないわけではありません。大抵の場合、こうした技術を使いたい人はセンスが伴っていないことが多いから危険なのです。特に初心者は、どこぞのサイトからコピってきた技術を貼りまくって非常にウザイ作りになる危険性が高いです。
「アフィリエイトをやってみたい」人へ。それならば、その専門?のサイトをご覧になるのが良いと思います。ただ、一言だけ老婆心からの御忠告を。アフィリエイトの基本は、アフィリエイトと気付かせずに誘導することだと思います。それではがんばってください。
さて、「人より詳しい分野がある」か「文才がある」人へ。貴方のサイトはきっと人気が出ます。なぜならば、人が読みたくなるサイトになるからです。デザインセンスの有無はぶっちゃけどうでもいいです。結局、読み手が求めるのは内容ですから。
デザインセンスなんてどうでもいいとか、書いちゃってますが、「デザインセンスがある」のは大きな強みです。何よりデザインがいいサイトは第一印象が違います。それによって、「今は時間が無いけど、後で見に来よう」なんて可能性もあるかも知れません。すいません、自分がセンスが無いのでちょっと皮肉っぽくなってます。
「他のサイトをよく見る」人へ。貴方の批評眼は知らず知らずのうちにかなりのレベルに達しているはずです。見ていると、「このサイトは素晴らしい」「このサイトはダメだ」と言うのが分かるはずです。その良い所を真似して、悪い所を捨てていけば、おのずと良いサイトというのはできるはずです。まぁ、そんなにうまくいかないですけどね(ぉぃ)
さて、「詳しい分野」も「文才」も「センス」も無いよ〜〜(泣)と言う人へ。御安心下さい。ここは、そんな貴方のためのページなのです。なぜならば、コレを書いている私も「詳しい分野」も「文才」も「センス」も無い人だからです。そうしたナイナイ君でも何とか(本当に何とか)なる方法を探していきましょう!
読み手の視点に立つこと。このページで言いたい事はぶっちゃけそれだけです。実はこれだけでこのページは終わっちゃってもいいくらいです。終わっちゃいましょうか、終わっちゃいましょうね、ダメですね、そうですね、あ、いま別に終わってもいいよ、って思いましたね、そんなこと言うと終わっちゃいますよ、え?どうでもいいから次へ進めって?すいません、次に進みます。
HPに限らず、万事において(広義の意味での)ユーザーの視点に立つことは最も重要です。どんな(広義の意味での)製品もユーザーにアクションを起こさせねば意味がありません。
それは工業製品であれば購買意欲を起こさせることであったり、HPや書籍であれば「読みたい」と思わせることであったり、また芸術作品であれば「感動」を与える事であったりします。それに幼い頃、大人から言われたでしょう。「相手の気持ちになって考えなさい」と。HP作りにおいても多くの人に来て欲しいのであれば、読み手のことを考えねばなりません。
この超超超兆丁町長基本が守れていない人がインターネットの世界には山ほどいます。いや、その人たちは別にアクセス数を狙っているわけではないのかも知れません。それならばそれでいいのですが、もし多くの人に来て欲しいのであれば、読み手第一であるべきです。
これから紹介していくことも結局はこの基本を具体的にした話に過ぎません。ですので、まず最初にこのことをよく考えておいて欲しいのです。そして以下のことについても、このことを念頭において進めていってください。
忘れないでください。「読み手あってのHPなのだ」ということを。
それでは、具体的にどういうHPを作ればいいのか、と言うよりむしろ、どういう作り方をすればいいのか、をお話していきましょう。
HP作りで最も大切なのはテーマ、主題です。これだけでHP作りの98%が終了すると言っても言いすぎではありません(言いすぎです)。では何をテーマにするのか。これはもちろん自分の興味あること、詳しいことをやりましょう。
ただし、絶対におすすめしないものがあります。それは、IT関係のテーマです。はっきり言って、プログラマさんならともかく、「自分の周りの人よりちょっと詳しい」くらいのレベルでは、絶対に太刀打ち出来ません。せめて5年、できれば10年はPC歴を重ねてからにしましょう。(その5年の内容の濃さにもよりますが・・・)
また、テーマは一つに絞ることが重要です。もしいくつか別々のテーマを盛り込みたいのなら、最高でも3つが限度でしょう。それ以上ならば、別々のサイトにした方が良いです。この点については後で述べます。
さて、テーマを決めたら盛り込む内容を決めましょう。
たとえば、テーマが車としたら「車の歴史」とか「好きな車」とか「各メーカーへのリンク」だとか。車好きじゃないのでよく分からんのですけど。
この時点では、細かい内容、つまりは実際の文章の内容を考える必要はないです。テーマの中の小テーマを考える気持ちでやってください。
誰かに見てもらうということは、見る人がいるということです。誰に見てもらいたいのか、ということを考えておく必要があります。
たとえば、さっきの車であれば、ものすごーーーーーーいマニアックな人に見てもらいたいのか、それとも一般の人に見てもらいたいのかによって、文章の内容は変わってくるわけです。この点をはっきりさせておかないと後で困ることになります、多分。
実際にHPに載せる文章を書いていきます。この際はステップ3で決めた対象を意識して書くことが大事です。
そして内容はなるべく濃くすること。「僕が好きな車はベンツです。終わり。」では、どこにでもある腐ったサイトになってしまいます。いっそ誰も理解できないくらいマニアック過ぎるくらいの方がいいのです。そこに個性が生まれ、差別化を図ることができるのです。
え?でも、一般の人を対象にしたサイトなんだけど・・・。と思う人もいるでしょうが、たとえ対象が一般の人であっても内容は濃くするべきです。その分、用語集等をつけねばならなくなるかも知れません。けれども、どこにでもある陳腐なサイトにしてしまうよりはマシです。
この際、文書のレイアウト等を気にする必要はありません。ウィンドウズ付属のメモ帳でもWordでも十分ですので、とにかく書きたい事をひたすらに書き連ねましょう。ただ個人的にはWordよりはメモ帳をお勧めします。理由はなんと言っても動作が軽い。どうせレイアウトは気にしないのですからWordを使う意味も特にないと思います。いや、使ってもいいんですけど。
また、一度書いた文章は、絶対に読み直すこと。自分では完璧に書いたつもりでも必ずどこかにヌケがあったり、間違いがあったりします。不完全な文章を世に出すことほど恥かしいことはないので、しっかり見直しましょう。ただ、これはサイトが完成した後、公開前に行うのでもいいです。
なぜ、タイトルを考えるのがこんなに後なのか。答えは簡単、最初にタイトルを決めちゃうと大抵の場合、後の文章と合わなくなってくるからです。このサイトも最後にタイトルつけましたしね。まぁ、タイトルと内容が全然あってないんですけど。
さてタイトルですが、これは一目見てサイトの内容が分かる物でなくてはなりません。間違っても自分の本名が鈴木一郎だからと言って「鈴木一郎のホームページ」なんてしてはいけません。こんないかにもつまらなそうなタイトルのホームページを誰が見るんですか?ただ、「武者小路春子のホームページ」とかなら可能性はあるかも知れません。名前が女性(っぽい)と馬鹿な男が入ってくる可能性はありますから。
また、タイトルはなるべく絞るべきです。たとえば同じ車のページでも「車の全て」と「ベンツの全て」ではどちらを見てみようと思いますか?ロールスロイスを探しているならば、「ベンツの全て」を見ようとはしないでしょうが、ベンツを探しているならば間違いなく「ベンツの全て」を見るでしょう。そして、そういう人を引き込まねばならないのです。
タイトルが「ベンツの全て」であれば、訪れた人はまず間違いなくベンツに興味を持っています。間違っても、どこぞの平凡な人間である鈴木一郎さんに興味を持って訪れる人はいません。ベンツに興味があると言う事は、そのHPのコンテンツにも興味があるということです。そうした人をリピーターにすることにより、アクセス増加も狙えると言うものです。
それとは違って単に「車」を探している人がいたとします。その人があなたのサイトを訪れる可能性はどれほどでしょう。よっぽど有名なサイトでも無い限り、「車の全て」であろうと「ベンツの全て」であろうと確率はどちらも0に限りなく近いです。それならばベンツに興味がある人だけでも呼びこもうというのが、タイトルを絞り込む理由です。
また、これがテーマを一つに絞った方が良いという理由でもあります。テーマが多いととにかくタイトルがつけづらい。結果として何のページか訪問者が分かりにくくなってしまいます。
やっとHP作成です。普通?の人はホームページビルダーなり、DreamWeaverなりのHP作成ソフトを使うでしょうし、それが正解だと思います。ここではそうした作り方は紹介しません。なぜならばそうしたことを説明するサイトは星の数ほどあるので、二度手間になるからです。
これについては、きちんとした説明をしているサイトが星の数ほどありますので、そちらにお任せします。
最後に一番重要な保守についてお話します。
保守とは、言葉どおりHPを保ち続けることです。具体的には新たなコンテンツや文章の追加、掲示板の管理運営などなどです。
2週間に1度程度は更新が必要でしょうし、掲示板は1日1回はチェックした方が良いと思います。更新の無いサイトは人が来ません。当然ですね。
保守作業をほったらかしにすると痛い目にあいます、きっと。
多くの人に来て欲しいのなら宣伝をする必要があります。検索サイトに登録するのはもちろんのこと、掲示板に書き込んだり、今すぐリンク(登録無料のリンクサービスのことです、「今すぐリンク」で検索すると星の数ほどあります)を使用したり、あるいはアクセスアップサービスを使用する手もあるかも知れません。またSEO(検索エンジン最適化)も必要かも知れません。
アクセスアップサービスではHP登録.comがかなりよさげなようです。
一つのサイトができたら、また別のテーマで作りたくなるかも知れません。そしたらまた作ればいいのです。それをとがめる人は誰もいないのですから!(テーマによるけどね)
絶対にやってはいけない、誰もが陥りやすい罠を紹介
始めにここを見てください。埼玉 愛生会病院(音が鳴るので注意)。
はい、これが駄目なページの見本です。誰がこんな石原裕次郎が飛び出てきそうな病院に行くんだ。もうありえない。何がありえない、って全てがありえない。院長のパソコン歴20年以上らしいけど、大事な物を忘れてきてるよ。いやいや、なんか私のような文才の無い人間でもこれだけでネタを1枚書けそうなくらいありえないページです。
これを見て分かると思うのですが、とにかくこういうピカピカのページはウザイ。実益が無いのにウザイ。たまにマウスの裏から変なキャラクターが追いかけてくるページとかがあるでしょう。あれなんて最初のうちは見てて面白いけど、毎度毎度見てると絶対にウザくなってきますよ。
音楽もウザイです。特に夜中なんか突然鳴りだしたりするとめちゃめちゃビビリます。あれか、お前はそんなに俺をビビらせたいのか、と。あぁ、やばい、ちょっと興奮して口調が変わってきました。冷静に、冷静に。
しかもこうしたウザイ系の技術を使っている人間は大抵、自作ではなく、他のサイトから借りてきているものです。あれか、お前は他のサイトのお世話になってまで俺をウザがらせたいのか、と。あぁ、また興奮してきました。
このように、こうした技術は91%くらいの確率で読み手をウザがらせるだけです。訪れる人はそうした見た目の面白さを見に来るのではありません。言うまでもなく、その中身、文章を読みに来るのです。そのため、文章を読みづらくする工夫をわざわざつけることは絶対に避けるべきです。
ただし、これらの技術もセンスのいい人が使えば、最高にCOOL!なサイトを作る手助けとなります。その際も、「読み手の邪魔をしていないか」を常に念頭に置くようにしてください。
でも、さっきの埼玉 愛生会病院が200万HIT越えてたのは、いろんなサイトでネタにされたからだろうな・・・。そういう狙いでは、ああいうのを作るのもありかもネ。
あまりにも多くの要素を詰め込みすぎて、主軸となるテーマが何か分からなかったり、サイト全体がごちゃごちゃして、どこに何があるのか分からないサイトがあります。えぇ、言うまでもなく、あなたが見ているこのサイトがそうです。
よく、少しでも多くの人が訪れるようにと、テーマをいくつも盛り込んでしまう人がいるのですが、それは逆効果です。テーマが複数になると、訪問者の満足度の低下を招く危険性があります。また、最近の検索エンジンでは、複数のテーマを盛り込んだサイトよりも一つのテーマに絞ったサイトの方が上位に来る傾向があるそうです。
最初の方でも言った通り、テーマはなるべく一つに絞る必要があります。当然、プロフィールや掲示板がついていても構わないのですが、それらはあくまでおまけに過ぎません。一本の主軸を立てることで、訪れた人を絞り込み、満足度の高いコンテンツの提供が可能になるのです。
訪れた人を絞り込むということは、本当にコンテンツに興味のある人だけが訪れるようにする、ということです。元々、興味のある人が訪れるわけですから、結果としてコンテンツに対する満足度も上がるわけです。
また、タイトルのつけ方も重要です。言うまでもなく、タイトルはそのサイトの内容が一目で分かる物でなくてはなりません。これまた、今あなたが見ているこのサイトはそういう観点からも駄目なサイトの見本です。
テーマは絞ること。これがタイトルのつけやすさも生み、訪問者の満足度を上げる結果にもなるのです。
このサイトのつれづれ思想記なんてそのいい例ですね。いやぁ、悪例が近くにあって探す手間が省けるなぁ(悲)
はっきり言って、難しいことを難しくしか言えない人間はバカだと思っています。本当に頭のいい人間は難しいことを誰でも分かるように簡単に話すことができる人間だと思います。
だってそうでしょう。どんなすごいことを言ったとしても、それを理解してくれる人がいなければ何も言っていないのと同じです。人に理解されるような文章を書くこと。これが何かを書く時の第一条件だと思います。
とはいえ、ある程度の専門用語は必須だとは思います。ただし、それを平易な言葉に言い換えられるのであればそちらを使うこと。「難しい文章」をわざわざ「晦渋な文章」と書く必要は無いのです。
それは確かに難しい言葉を知っていそうな頭のいい人というイメージを与えるかも知れませんが、実際には自分は難しい言葉を使わなければ文章を書けない人間、つまりは難しい言葉を平易な言葉に直す能力を持っていない無能な人間だと示しているようなものなのです。
ただし、言うまでもなく学術的な専門用語を使うことには何の問題もありません。卑近(あぁ、難しいかも)な例を挙げれば、「DNA」という言葉を使わずに遺伝子組み換えについての書き物を書ける人がいるとは思えません。要はそうした専門用語ではなく、「暗渠」だの「暴虎馮河」だのといったわざわざそんな言葉使う必要ないだろう、という言葉は控えるよろし、ということです。
文章があまりに長いと「うぇー、なんだよこの長々とした文章ー、読む気なくすー」となって読まれなくなる危険性があります。このサイトのつれづれ思想記がまたまたこの悪例として登場です。なんだかもう、キングオブダメページに成り果ててます。
とはいえ、文章を書いていればそれが長くなるのは必然。重要なのはいかに長く思わせないかということです。
具体的には、節や章として小分けにする。内容が異なる場合は複数のページに分割する。数行ごとに段落分けをする。等があります。
キーワードは分割です。また、うまく分割する事で、書く時も楽になったりするかも知れません。見る側としても、小分けにされていれば、「今日はここまでにしよう」とキリよく読めるものです。
困難は分割せよ。と言います。文章も分割しましょう。
当たり前すぎて今更書くのもどうかと思ったのですが、一応書いておきます。
人間関係は信用第一。それはネット上でも同じことです。嘘をつくとこの信用度が一気に下がります。虚構新聞社や毎嘘タイムズのように嘘をネタにしているサイトはありますが、それはネタにしているから面白いのであって、普通は嘘をついたら信用をなくします。
同様に、下手すれば嘘になってしまうかも知れないという危険性から、不確かな情報を掲載することもなるべく避けるべきでしょう。もし載せる際は「これは不確実な情報です」の旨を表示しておくことが望ましいと思います。
嘘を書いて、それで一時的に人が集まったとしても、後から見て決してプラスにはなりません。「それでも俺は一時的な効果を求めるぜ!!」という漢気あふれる人間を止めはしませんが、お勧めはしませんよ。
文章を読んでいると、途中までは「です」「ます」だったのに突然、「だ」「と思う」となる場合がある。このような文章は読んでいて違和感を与えるので、避けるべきだ。
と、今故意に文末表現を変えたのですが、違和感に気付きましたでしょうか?表現効果?としてこれをわざと行っている人もいるのかもしれませんが、私はそれは明らかに逆効果になっていると思います。
こうした誤りは公開前に見直すことで避けることができます。見直しが肝心です。
選択肢は3つです。1、HP作りを諦める。2、人が来なくてもいいや、と開き直る。3、それでも人に来て欲すぃ!
まず、HP作りを諦める人へ。それもいいんじゃないですか。第一、世の多くの人たちがなんでそこまでしてHPを作りたいのか分かりません。いや、分かるんですけど分からないことにしておきます。なのでそれも一つの選択だと思います。人が来なくてもいいや、と開き直る人へ。私も開き直ったクチです。でも開き直ってはいるんですけども、やはり人が来ないと寂しい物ですよー。始めのうちはいいかも知れないですが、そのうち寂しくなってきます、絶対です。「いいや、絶対なんか無い、自分は絶対寂しくなんかならないもんねー」という人は頑張ってください。
それでも人に来て欲しい、と言う人へ。そんな夢みたいな話があるんでしょうか。人に教えることの出来る知識もなく、面白いネタを書く事も出来ない、そんな人間でも多くの人が訪れるサイトをつくることができるんでしょうか。
それが出来るんです。方法は簡単。他のサイトからパクってくる。
いや、怒らないでください。これは何もどっかのサイトの内容をコピーして貼り付けしてって意味じゃないんです。これはつまり、他のサイトで得た情報を自分のサイトから発信する、ということです。
えっ、やっぱりパクリじゃないかって?いや、まぁパクリと言えないこともないんですが、けれどそれはやっぱりパクリじゃないんです。
たとえば、「チャーハンは誰が作ったのか?」と言ったら興味が湧きませんか?湧きませんか、そうですか。湧いてください。はい、あなたはチャーハンを作ったのが誰なのか非常に興味があります。そんな時に、チャーハンを作った人を紹介しているページがありました。あなたは食いいるようにそれを見ます。それを読み終えたあなたは思いました。「他の人もチャーハンは誰が作ったのかを知りたいに違いない!」さぁ、あなたは早速、今見たページの内容を元に文章を書き始めます。他のサイトの内容も取り混ぜながら。かくして、「チャーハンは誰が作ったのか」を紹介するページがまた新たに一つ産まれました。それをあなたのHPにアップすれば、立派なコンテンツの出来上がりです。
どうでしょう。あらら不思議。キューピー3分クッキングもびっくりです。これを繰り返せば、まぁ、テーマはめちゃめちゃぬちゃぬちゃくちゃくちゃに一貫性のないものになるかも知れませんが、立派なHP、しかも読みたくなりそうなHPができ上がりです。
このタイプのHPを作るにはとにかく他のサイトを見まくることが重要だと思います。また、よく言うテキストサイトを見ていればそのうち書き方が分かってくる物なのかも知れません。ともあれ、他のサイトを見ること、これによって自分の書き物のネタも手に入ってくるわけです。
ちなみに、自分は「チャーハンは誰が作ったのか?」ということに対して蚊ほどの興味も感じません。
はい、作れます。というより世の中よく見るとセンスのいいサイトの方が珍しいです。ただ、もしどうしてもCOOL!なサイトを作りたいと思うのならば、自分がかっこいいと思うサイトを真似しましょう。このサイトもどこぞのサイトのデザインを一部パクったものです(ぉぃ)。もちろん、バレない程度に。
個人的な意見からすれば、かっこいいサイトを真似ているうちに自然とかっこいいサイトを作れるようになっていくものなのではないか、と思います。私はまだまだ自分でかっこいいサイトを作ることはできませんが。
HPはHTMLという一種のプログラム言語のようなもので出来ていて、HTMLはタグと呼ばれるものを組み合わせて作る。ということは聞いたことがあると思います。
それでは、そのHTMLやタグを知らなければHPは作れないのでしょうか。そんなことはありません。実際、私の勝手な予想では世にいるHP作者のうち9割はHTMLを書けないと読んでいます(本当に勝手な予想です)
では、どうやって作っているのかと言えば、それはホームページビルダーやDreamWeaverなどのHP作成ソフトと言う便利な代物が世の中にはあるからなのです。実際、HTMLを書ける人であってもほとんどの人はHP作成ソフトを使っていると思います。
なぜならば簡単だから。まともにHTMLで好みのレイアウトを実装しようとすれば、かなりの試行錯誤が必要です。それに対してHP作成ソフトを使えば、ちょっとマウスでドラッグして文字を打ち込んで、はい、終わり。非常に簡単です。
なのでお金に余裕がある人は(と言っても大抵は1万円しません)HP制作ソフトを買いましょう。時は金なり。HTMLを新しく覚えている暇があったら、数千円出してちゃっちゃと作っちゃった方がよっぽど効率的です。それらの選び方や使い方については別のサイトを見てください。
ちなみに私はお金が無いのと、自分で何でもやりたい性格とで、いまだにコツコツとタグを打ってます・・・。
さて、これで羽共さんの役に立つんだか立たないんだか分からないお話は終わりです。まぁ、本当言いたかった事はこれだけです。「読み手の視点に立て」この考えが念頭にあれば、上で述べたことも自然と思いつくでしょうしね。
それでは、あなたのサイトで会いましょう。アデュ。