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私的勉強法

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この文書について

これは高校時代に私が実践していた方法に理論的なものを組み合わせた手法です。ここに書かれた内容を守って勉強すればほぼ確実に80点以上はとれるようになるでしょう。ただし、ここに書かれている内容は多少厳しいかも知れません。もしかしたらあなたの趣味をいくつか切り捨てなければならないかも知れません。まずは中身を読んでみてその上で判断を下してください。

知ることを楽しめ

もし、勉強が得意になる一番の秘訣は何かと聞かれたら、迷うことなく「勉強を好きになることだ」と答えます。これは私が勉強法を考える上でつかんだ最も効果的な方法です。勉強が好きか嫌いかでは、努力(と本人が思う量)が10倍くらい違います。ですので、余裕をもった受験生活を送りたいのであれば絶対に勉強好きになっておくべきです。

「勉強を楽しむ」ことさえできれば、成績はおのずと上がります。孔子の曰く「之を知るものは之を好むものに如かず。之を好むものは之を楽しむものに如かず。(物事を学ぶ人間は、その物事を好む人間には及ばない。その物事を好む人間は、その物事を楽しむ人間には及ばない。)」と。簡単なことわざで言えば「好きこそものの上手なれ」ですが、「楽しんでやることは得意になる」ということは千年の昔から続く真理なのです。

「つまらない」と思ってやると本当につまらなくなります。勉強なんてただでさえつまらないんですから、たとえ嘘でも「面白い」と思いましょう。そのうち本当に面白くなるはずです。人間には「もっと知りたい」という欲求(知識欲)があるのですから。

無茶な事を言っているとは思いますが、これが最も効果的なのです。だからと言って「好きになれ」と言われて「はい、好きになりました」などとなるわけはありません。ですので、次のことを実行してください。一ヶ月後には勉強好きになっていることでしょう。(「勉強好き」なんてキモイ、と思われたあなたへ、キモイ人間として大学に受かるのと、大学落ちて絶望のどん底とどっちがいいですか?いや、こうして書いているとキモイのも嫌だなぁ、とは思うのですが)

 さて、実行していただきたいのは次のことです。

  • 毎朝、鏡の前で「僕は(私は・俺はetc)勉強が好きだ」と3回声に出して唱える。
  • 新しい事を学んだときに「へぇ」とか「ほぉ」とか言う習慣をつける。
  •  特に一つ目は「鏡の前で」「声に出して」というのが重要です。鏡の前で、自分自身と向き合って語りかける事で、自分自身の心理に訴えることができます。また、言霊ではありませんが、口に出して発せられた言葉には人を本当にその気にさせる不思議な魔力があります。はじめは恥ずかしいかも知れませんが、続けてください。効果は必ず現れます。

     また、新しい事を学んだときに「へぇ」とか「ほぉ」とかと感動する習慣、これも大切です。はじめは嘘でも続けるうちに本当に「へぇ」と思えるようになります。

     これらの習慣は一朝一夕に身につくものではありません。しかし、それゆえに効果は絶大です。何より、自ら主体的に勉強をしようとするわけですから、それは全く苦になりませんし、楽しんでやるので記憶の定着度合いも違ってきます。ですから上記の2つは必ず続けるようにしてください。

    ちなみに私は・・・「何のために勉強をするのか?」という問いに「勉強することが目的だ」と答えられる人間です。(意味分かるよね?)

    基本的に・・・

    テストであれ、模試であれ、基本は習ったことを覚えることです。あなたの希望が高いのであれば、確かに学校の授業だけではそれを叶えることは不可能でしょう。(一部の進学校除く)けれども、それはあなたがその学校でも上位の成績をとって、初めて考えるべき事です。基本なくして応用はありえません。そしてその基本を教えるのが学校です。授業中眠っていてそれで成績が悪いのは当たり前です。部活で疲れている事は言い訳になりません。両立できないのならそんな部活はやめてしまいなさい。先の繰り返しになりますが、ここに書かれている事は何かを捨ててその代わりに成績を上げるための方法です。その覚悟が無いならばこれを読んでも無駄でしょう。覚悟があるものだけこの先を読みなさい。それ以外の人間には読むだけ時間の無駄です。

    頭をよくするにはどうすればよいか

    これは誰でも思うことだと思います。答えは簡単です。頭を使えばいいのです。筋肉と同じで脳だって使えば使うほどよくなります。逆に使わなければ衰えるばかりです。筋肉と脳を同一に考えることには抵抗がある人もいるでしょう。しかし、考えてみてください。筋肉も脳も同じ細胞です。そこに大きな違いがあるとは思えません。第一、よく使われる部分の機能が強化され、使わない部分が衰退するのは当然のことです。だから、頭をよくしたいならとにかく頭を使うようにしなさい。

    頭を使うといっても、具体的にどうすれば良いのかと疑問に思うかも知れません。しかし、そればかりはこれと一つに決められないのです。

    やはり、人間には慣れというものがあります。数学ばかりやっていれば、数学の機能が良くなるでしょうし、国語なら国語、化学なら化学と分野によって使われる機能は(多少)異なっていると思われます。ですので、当たり前過ぎることですが自分が伸ばしたい分野に力を入れるのが大事でしょう。

    ちなみに私は・・・私が一番に頭を使っているのはなんといっても哲学的なことでしょう。これにはノートも教科書も要りません。電車の中のほんの10分ほどでも取組む事ができます。無論、これは一例ですし、人によれば(私もそうでしたが)「生きていても仕方が無い」などという結論にたどりついて鬱になってしまうかも知れません。ですので、各自にあった方法を行うのが大事です。その方法くらい自分で考えましょう。こんなことまで人に頼っているようでは、考える力が育ちませんよ(笑

    才能について

    才能のせいにするな

    クラスで一番点数が良くて90点台は当たり前。そんな奴がどの学年にも1人はいるでしょう。そいつを見てあなたはどう考えますか?「あいつは頭がいいから」と言い訳をしていませんか?

    それは、そいつの頭がいいからではありません。そいつが単にあなたよりも努力しているだけです。断言しましょう。そいつがいつもいい点を取るのだとしたら、そいつは間違い無くあなたの倍は努力をしています。そいつが努力をしていないように見えたとしても、それはそいつが努力を隠しているか、それを努力と思っていないだけのことです。

    よく、「どうすれば頭が良くなるの?」と聞かれましたが、それに対しては「勉強しろ」としか言いようがありません。私がそんなに勉強していないように見えただけなのかも知れませんが、おそらく、そう聞いてくる人たちは誰もが、私のような人間には単に勉強する以上の何かがあるのだと思っているのでしょう。しかし、そんな楽して頭が良くなる魔法は何もありません。ただ、こうして少しでも効率の良い勉強法を考えるだけで、結局勉強をせねばならないことに変わりは無いのです。

    自分の不勉強を才能のせいにしないでいただきたい。こと学習に関して言えば、私が本当に天才だと認めるのは全国上位10位以上のみです。それ以外は全員努力だと思っています。そして言うまでも無く、上位を占める人間は才能とそれを上回るほどの努力でもってその偉業を成し遂げています。その努力の部分をないがしろにしないでいただきたい。かのエジソンでさえこう言っています。「天才とは1%の才能と99%の努力である(Genius is one percent inspiration and ninety-nine percent perspiration.)」と。

    個人的にですが、才能だの天才だのと言う言葉は努力の価値をなくすようで大嫌いです。それはその人の本質を見て言っている言葉とはとても言えないでしょう。自分がその人の立場に立ってみれば、才能の一言で済ませられるほど生易しい生活はしていないはずです。

    よく、努力ができることも才能、と言います。これは半分正解で半分間違いだと思っています。確かに他の人間なら真似出来ない努力を難なくこなす人達がいます。それは、その人がそれを好きであるか、あるいはそれに慣れているからです。その人にはそれが辛いという意識はありません。ただ、それを当たり前にできる、あるいはそれ以上にもっとやりたいと思う、それだけのことです。

    それだけのこと、と書きましたが周囲の人間からすればそれはとても耐えられないほどの努力な訳です。では、彼または彼女は始めからそんなにきついことをやっていたのでしょうか。答えはノーです。始めは他の人でも耐えられる、いや、もしかしたら楽すぎるようなことだったかも知れません。しかし、要は慣れなのです。慣れるうちに腕立ての100回、200回は苦でなくなるようにどんなに辛く見える事でも慣れている人間にとっては簡単な事なのです。

    また、好きこそ物の上手なれ、と言いますが人間は好きなことについては何時間でも集中していられます。それが実益とあっている人間は幸せです。では、そうでない人間はだめなのか。そんなことはありません。それはたいていの場合、まだその楽しみに気付いていないに過ぎないことがあるからです。

    大抵の頭が良いと「思われて」いる人間は、このどちらか、あるいは両者です。それは才能でも何でもありません。ただ努力を努力と思っていないだけです。そしてその努力が出来ると言う事も才能ではありません。ただ慣れていて楽しみを見出すことができるだけです。

    その楽しみを見出せるということが才能なんだよ、というあなた。本当にそう思いますか?音楽が好きなあなた。それは才能ですか?それは趣味や関心、個性というものです。才能等どこにもありません。ただ難しいことに慣れているだけなのです。

    才能が無いから、と諦めていたあなた。遅すぎることはありません。今からでも努力しなさい。それとも、いつまでも才能のせいにして負け犬に終わるのですか?

    と、厳しいことを書きましたが、どうしても嫌なことを無理にやる必要はないでしょう。それならば自分の興味の持てる分野にその力を注いだ方がまだましです。ただ、私が言いたいのは、何もやらないうちから諦めるな。と言うことです。やる前から才能云々を言わないで欲しい。ただそれだけです。

    暗記について

    学習の基本は暗記です。こう言うとため息をつく人も多いでしょう。何しろ、「暗記」と言う言葉からは楽しさが全くと言っていいほど感じられません。しかし、予備知識が無ければそのことについて論じる事ができないのはどの分野でも同じですから、これは仕方がないと思って諦めざるを得ない問題でしょう。

    暗記の基本は反復

    暗記の基本は反復です。とにかく何度も何度も確認する事。これによってしっかりと記憶に定着させることが出来ます。私の場合は毎時間授業の開始前に以前までに習った範囲を見直すようにしていました。これは本当に効果があったと思います。

    多くのことを知っているに越した事は無い

    大は小を兼ねると言いますが、知識の面でも同じです。すなわち、言うまでも無い事ですが少しでも多くの知識を持っていた方が、知識の引き出しが増えるわけです。

    なので資料集等はなるべく全部読んでおきましょう。また資料集の内容は当然教科書と重複している点も多いですので、反復効果もあります。私の場合は授業中に教師の話を聞きながら資料集を読んでいました。教師の話への注意と、資料集への注意とのバランスが難しいところですが、慣れると大事なところだけは聞き漏らさずに同時進行できるようになります。(と言ってもたまーに聞き逃したりはしましたが。汗。)

    予習→授業→復習のサイクルを重視せよ

    予習、授業、復習、これだけで最低3回は反復した事になります。私の場合は、家に学校の勉強を持ち込むことが嫌いだったので、予習、復習も全て授業中にやっていました。すなわち、授業と同時進行で教科書を読んだり、ノートを見直したりするわけです。特に英語等は、力がついてくると辞書を引いても分からない文は一つの文章で2、3文程度になりますので、その部分に線を引くなりなんなりして、その部分だけ授業時に確認すれば良いわけです。当然ですが、その際も「予」習である以上、授業を先取りしていなければなりません。とはいえ、ある程度力がつくまでは、きちんと予習、復習は家でやって、授業時は授業に集中することをお勧めします。

    「覚える」のではなく「理解」せよ

    理解するとは、自分でそれについて説明できるようになることです。H2Oはもちろん水のことですが、なぜこのような記号で表すことができるのか(水分子はH原子2個とO原子1個とでできているからですよね)を理解していなければ意味がありません。また、このように「理解」して覚えることは、より強く記憶するという意味でも役立ちます。

    このことは、全ての教科について言えます。日本史や世界史のような歴史物であっても、単純に年号を暗記したりするよりは、それぞれの出来事の関連を理解して覚えておけば、その出来事が起きた順番を間違えたりする事はまずありません。年号が問われることなどほとんど無いのですから。

    特に理系科目においては、理解していないということは使えないということとほぼ同義です。教科書レベルの問題であれば、そのまま公式に当てはめれば良いのでなんとかなるでしょうが、応用問題になるとどの公式・定理を使えばよいのか分からなくなってしまいます。ですので、教科書に証明が載っている公式については、たとえ教科書を見ながらでも必ず自分で公式を証明するようにしてください。

    単なる丸暗記ではなく、その背景や成り立ちを理解するように努めてください。

    理解のためには問題演習

    本当に自分が理解しているのかどうかを試しより深い理解を促すにはひたすら問題演習をするのに如くものはありません。授業の進むペースというのは基本的にのんびりしていますから自分で勝手に教科書を読み進めて分からないところは教師に聞くなりして、後は問題演習によって理解を深めて行くのが正解だと私は思います。

    さて、授業の進むペースはのんびりしていると書きました。これはきちんと予習をやっている人間ならば普通に思うことです。話す+黒板に書く速度は、読む速度には到底かないません。教科書というものはまかりなりにも読んで理解できるように作られていますので、きちんとそれまでの課程が理解できている(ここが重要です。教科書を読んでも理解できない、という人間はまず間違いなくそれまでの基礎が出来ていないだけです。)人間にとっては、授業を聞かずとも教科書だけで十分なのです。

    但し、授業には教科書プラスアルファがありますのでそれを聞き漏らさないようにすることは大事です。ですが、授業をただ聞いているだけの人間とその時間を問題演習にあてている人間との、どちらが力をつけるかは自明でしょう。

    関連付けて覚えよ

    「理解」を伴って覚えると事に関連してくるのですが、何かを覚える際にはそれぞれを関連付けて覚えることが有効です。歴史物であれば出来事の因果関係を捉えたり、英単語や古文単語であればシソーラス(類語)や語源が同じ語等をまとめて覚えたりと工夫をすればするほど覚えやすくなります。

    「知る」ことを楽しめ

    「へぇー」「ふむふむ」「ほぉ」と言うような、ある種の感動を伴いながら覚えることができると忘れにくいと思います。たとえば中国の科挙試験は儒学を元にした問題が出たそうですが、その問題は文章の一部を抜き出してきて(例えば、百?如一見)、?に入る文字は何か、と問うというようなこんなの覚えて意味があるのかよ、と思う重箱の隅をつつくような問題だったそうです。(ちなみにさっきの正解は「聞」百聞は一見に如かず)これを読んで「へぇ」と思った方、あなたは多分このことを忘れないでしょう。感動を伴った記憶はなかなか忘れにくいものです。「知る」ことを楽しみ、感動をもって暗記ができるようになりたいものです。

    学習計画について

    進研ゼミ、Z会云々をやっているのでしたら、毎月送られてくる教材に合わせさえすれば良いので計画を立てる必要性も少ないのですが、そうではない方はある程度の計画を立てる必要があります。(先の教材をやっている方も計画を立てておくに越したことは無いです。)

    学習計画の必要性

    その目的は、学習量の目安を知ることにあります。どの期間にどの程度の学習をすれば自分の希望が叶うのか、それを明確にしておくことは大切です。無理をしすぎて体を壊してもいけませんし、やらなすぎてもいけません。

    また計画を立てることによって、ある程度それに従いさえすれば良い、と楽観視することもできるでしょう。とにかく行き当りばったりにその日の気分に応じて学習をするのでは、それが正しいのかどうか分からなくなってしまいます。

    ですので、模試等の結果を見ながら、最低でも1ヶ月単位での計画は立てておくべきでしょう。

    計画の立て方

    言うまでも無く、自分の目標から逆算して考える必要があります。目標まで辿り着くことなく終わってしまう計画など意味がありません。

    また、あまりキツキツに詰めすぎないようにすることが大事です。キツキツの計画では一度計画が遅れだした時に取り返しがつかなくなります。目安は1週間ごと程度。つまり、この週はこの問題集をここまで終わらせる、この模試までに偏差値を5上げる、云々です。

    自分で統制しなければ出来ないと言う人は、1日ごとの計画を立てても良いのですが、その際は決して無理な計画を立てないこと。そして週に1日は消化不良の計画を解消する日に当てる事。もし消化不良を起こさなければその日は別の学習をしてもいいですし、オフにしても構いません。とにかく余裕を持たせることが大事です。

    計画は変動させよ

    始めから終わりまで計画通りにいって万事完璧で終わるということはまずありえません。計画の途中では、うまく行かなくて消化不良を起こしてしまったり、模試の成績が振るわなかったりというようなマイナス面から、思ったよりも学習のペースが速く進んだり、模試の成績が良かったりといったプラス面まで、様々なイレギュラーが存在します。そんな時、いつまでも元の計画にこだわっていてはなりません。現状に合わせて、的確に計画に変更を加えていく必要が有ります。

    たとえば、成績が振るわないのであれば学習量を増やす必要が有りますし、学習のペースが速くて余裕があるようであれば学習量を多くしてもよいでしょう。ただし、学習量を減らすことだけはしてはいけません

    もちろん、キツキツに詰めすぎてこれ以上やったら体を壊してしまう!と言う場合は別ですが、成績が良いからと言って学習量を減らすことだけは絶対にしてはいけません。成績が良くて余裕を持っていられるに越した事は無いのです。あるいは更に上を狙うことが出来るかも知れません。学習量を減らせば成績は落ちます。ですので、学習量は最低でもキープする事。どうせ1年程度なのですから我慢しましょう。

    計画に含めるべきこと

    計画に含めるべきこととしては、まず偏差値と合格判定。この模試までに偏差値を○○まで上げる、合格判定でBをとる、といったことは最低計画に含めるべきです。

    次に問題集。この時期までにこの問題集を終わらせる云々。

    正直、計画なんてこんなもんだと思います。要はどうすれば自分の希望が叶うのか、それを叶えるためにはいつまでにどの程度の条件を満たしていれば良いのかさえ分かっていればいいのです。

    問題集について

    記憶を定着させ、より深い理解を促すためには問題演習は必須です。その際には市販の問題集を多く利用する事になるでしょう。

    少しだけレベルの高い問題集を選べ

    ポイントは自分のレベルより少し高いレベルの問題集を選ぶことです。目安としては7割正解できることでしょう。見栄を張って難しすぎるものを選んだり、楽をしようと簡単すぎるものを選んだりしてはなりません。

    問題演習をするのは言うまでもなく理解を深めるためです。9割以上できる簡単な問題と言うのは、既に十分理解できています。それ以上やっても得る物はありません。逆に3割以下しかできないような難しすぎる問題というのはやる気をなくしてしまいます。適度な難度を選ぶことが重要です。

    問題集を選ぶ時は答えを見よ

    お店で問題集を買う時には必ずその問題集の答えを見ましょう。答えの何を見るかと言うと、どれだけ丁寧な解説がついているかです。

    答えは自分の理解できなかったところを確認するためのものです。その際、答えに単なる「答え」だけしか書いて無かったならば、どうしてそういう答えになるのかを自分で確認せねばなりません。理系の問題集でそうしたことはさすがに無いとは思いますが、文系(特に英語は注意)では、そうした悪い答えしかついていない問題集も多いですので注意が必要です。

    1冊を最後までやり遂げよ

    よく言われる事ですが、多くの問題集に手を出してどれも中途半端で終わるよりも、一冊を完璧にこなすことが大切です。

    その理由は第1に多くの問題集に手を出すと分野によって得意不得意に偏りが出来てしまうことです。逆に一冊の問題集を完璧にこなせば、全ての分野を網羅できますから全体的な底上げが出来るわけです。

    例えば動名詞は完璧でも他が全然だめだったらば英文は読めませんよね。なぜなら、英文は多くの文法と単語の総合力で成り立っているからです。これは英語だけに限らずあらゆる教科において言える事です。ですので、一部分に特化するよりは全体的に少しずつレベルを上げていくことが大切なのです。

    解けなければ答えを見よ

    問題をやっていれば当然解けない問題が出てきます。その時は答えを見ても良いと思います。

    その理由はとにかく時間がもったいないこと。考えることは大切ですが、考えるだけで時間を浪費してしまうのは無駄です。要は本番までに解けるようになればいいのですから、全てを自分の力だけで導き出す必要は無いのです。

    ただし、その際は最低でも10分は考えること。何も考えないですぐ答えを見て解法を暗記するばかりでは自分で考える力がつきません。考えても分からないという時は答えを見ても構わないと思いますが、何も考えずにすぐ答えを見るのはいけません。

    また、答えを見て「ふーん、そうなんだ」と次の問題に進むのではなく、答えを参考にしながらでも自分で書いて解くことが大切です。読んだ時は理解できたつもりでも、いざ答えを閉じて自分でやってみようとするとなかなかできないものです。

    なお、解けなかった問題については後で解き直すことができるように印をつけておくと良いでしょう。これは次の項にも関連します。

    解けなかった問題は解きなおせ

    解けずに答えを見た問題、解けはしたけど解法がスマートで無く答えに載っている解法の方が良かった問題、これらはその問題集を全部やり遂げた後でもう一度解くことを強くお勧めします。

    その理由は言うまでも無く、解けなかった問題が解けるようになっているか確認するためです。また、問題集を全部やり遂げた後でと言うのは、その問題を解いてからすぐに解き直すと解法をまだ頭の中に暗記しているだけという場合が多く、本当に解けるようになっているわけではないことが多いからです。

    自分がその問題集を通して、新たに何かを学んだのだということを確かめてください。

    生活習慣について

    以下、学習にあたり基本的な生活習慣に対する心構えを記す。

    ・努力せよ

    努力は必ず報われます。3年間、日に10時間勉強すれば誰だって東大に入れます。(その前に体を壊しそうな気もしますが。)ここで紹介するのはあくまで最小限の努力で最大限の結果を出す方法です。努力せずに結果を出せる方法ではありません。

    ちなみに私は・・・平日の家庭学習の時間こそ1時間と少なかったですが、休日は約5時間は勉強していました。そして何より授業中は人の2倍は確実に頭を働かせていたと思います。単純計算2倍の差があって負けるわけが無い、と自負していました。

    ・量より質を重視せよ。

    勉強にかかわらず、だらだらとやる3時間より、集中してやる1時間の方がよっぽど効率がいいです。集中が切れてきたな、と思ったら区切りのいい所までやってやめましょう。ただし、中途半端なところでやめるのはよしたほうがいいです。後でとっつきにくくなりますし、区切りのいい所までやるということは集中をあと少しだけ持続させねばならないということであり、それによってだんだんと集中力がついていくと思います。

    ちなみに私は・・・本気で集中している時は周りがどんなにうるさくても気にならないものです。周りの雑音が気になり始めたらそれはかなり注意。とりあえず区切りのいい所までやって即、別のことに切り替えます。

    ・毎日6時間以上の睡眠をとること。

    記憶を定着させるには6時間以上の睡眠が必要だと研究結果がでています。

    ちなみに私は・・・7〜8時間ほど寝ていました。寝ないとだめな人間です。

    ・家庭学習は朝やること。

    夜型だと思っている人でも実際には朝の方が集中力、記憶力が増します。なんせ人間は長い進化の歴史の中で午前中に頭を使い、午後に体を使った行動をしやすいように進化してきたのですから。

    ちなみに私は・・・成長ホルモンの出やすい時間帯というのも考えて午後10時就寝、午前5時30分起床という生活習慣を目指しました。

    どうしても朝起きれないという人へ。

    1. 寝る前に「明日は○時に起きる」と唱えてから眠りましょう。これは想像以上に効果があります。
    2. 目覚ましを遠くに置いておきましょう。手を伸ばせば届く位置に置いてはいけません。少し歩かなければスイッチを切れないようなところに置いておけばそこまで行く途中で目が覚めるはず。少なくともそのまま布団に戻って2度寝する確立は減ります。
    3. 毎日決まった時間に起きるようにしましょう。習慣づけば自然と起きられるようになるはずです。

    尚、言うまでもない事ですが前日早く寝るのは当然です。

    ・勉強中は音楽、テレビ等をつけないこと。

    音楽を聞きながら勉強すると言う人もいるでしょうがこれは集中を妨げます。また騒がしい状況では集中する事は難しいのでそういう意味でも早朝勉強する事をおすすめします。

    ちなみに私は・・・どうしても周りがうるさい、と言う時は思い切って他のことをします。無為にだらだらと時間を過ごすよりよっぽど効率的ですから。

    ・授業は絶対に寝ないこと。授業を大切にすること。

    実技以外の教科で寝るなど言語道断です。模試、入試も含め、テストで出る内容は総じて授業中に習う内容です。(レベルの高い所は別かも知れませんが、それでも授業で習う基礎力程度も分からないで、できるわけがありません。)授業なんて聞かなくても100点がとれるという人間以外は内職、居眠り等は絶対にするべきではありません。(これは逆に言えば100点をとれる授業であれば、授業以上の勉強をするべきであるという意味でもあります)

    ちなみに私は・・・チャイムが鳴ってから教師が来るまでには大抵1,2分ほどあるので(というか職務怠慢だろう、これは。生徒側としては楽でいいが)その間に前回習った部分を見直すようにしていました。これで簡単な復習が完了。ついでに時間がある時は、今日習う内容もちらりと見ておくという感じ。また、授業中寝るというのはものすごい時間の無駄な気がしたので、保健や家庭科でさえもアルゴリズムを考えたり、HPのデザインを考えたりと有意義に(?)時間を使っていた気がします。尚、どうしても眠たくなる授業と言うのが絶対にあります。そう言う時はとにかく教師の言うことをいちいちノートに書き写すだの、教科書を読み進めるだのなんらかの作業をすると眠くなるにくいと思います。ただ、疲れていてどうしても眠い時は遠慮無く寝た方がよいでしょう。ぼんやりした頭で勉強なんかしても時間の無駄ですから。

    テストについて

    世の多くの人は「テストのために勉強をしている」のではないかと思いますが、これは全くの正反対です。正しくは「勉強するためにテストがある」のです。

    そもそもテストの意義とは「知識の定着度合いを測る」ことにあります。これは単に学校側が成績をつけるためのものというだけではありません。学生自身が自分がきちんと覚えていない部分を見つけるためにもテストは役立つのです。むしろ学生はこちらの使い方をするべきでしょう。

    しかし残念な事に多くの学生にとってテストとは単純に点数を測るだけのものになってしまっています。100点満点中90点をとったとします。これは普通に見れば良い点数と言えるでしょう。しかしこれは逆に言えば10点分覚えていないところがある、という意味でもあるのです。学生は90点に満足せず、その10点分を覚えていなかったことを悔しがるべきでしょう。

    少し厳しいように思われるかも知れませんが、本来あるべき姿としては100点以外は悔しがるべきだと、私は考えています。

    「勉強するためにテストがある」と言うのは「勉強を進めるための道具としてテストがある」とも言えます。勘違いしてはいけません、テストはあくまで道具であって目的ではないのです。ですから一夜漬けなどは愚の骨頂でしょう。その場しのぎの勉強では身につきませんし、もしそれで並々の点数をとってしまったら自分はその分野はもう大丈夫だ、と勘違いすることにもなってしまいます。そうして中途半端なままで先に進んでしまうから、後々分からなくなってくるのです。勉強のみならず万事において大事なのは完璧を積み重ねることです。100点以外は悔しがるべきだというのもそうした観点によるものです。

    尚、一夜漬けに対しては否定的な私ですが、テスト勉強自体を否定するわけではありません。テスト勉強によって記憶を定着させるために必要な復習を半分強制的にやらされるわけですから、「覚える」ことを考えるとテスト勉強は大変有意義なものと思われます。

    以上、理論的な話を進めてきました。ここからは実際のテストにおいてはどうするべきかという実践的な話を進めたいと思います。

    テストの意義は「分からないところを確認する」ことにあります。ですので、テスト中に分からない問題があったら後で確認できるようにチェックをつけておきましょう。選択問題のように分からないけどとりあえず答えだけは書いた問題などにもチェックをつけておきます。この際、絶対に自信がある問題以外には全てにチェックをつけておくべきです。少しでも不安があるということはそれが完璧ではないということです。そして、テスト後もしくはテスト返却後には必ずチェックをつけた問題(当然間違えた問題も)について見返しておきましょう。始めのうちは全ての問題にチェックがつくかも知れません。それでいいのです。だんだんとチェックのつく個数を減らしていけばいいだけなのですから。

    はっきり言ってテストについてはこれだけです。あと注意する事と言えば一夜漬けはしない、ということでしょうか。先に述べた通り、一夜漬けは「覚える」ことに対して著しく害になります。一夜漬けならば何もしない方がましです。どうしても点数をとっておかないとまずい、という時以外は一夜漬けは絶対にするべきではありません。

    ちなみに私は・・・テスト勉強を「テストのための勉強」と解釈するならば、高校に入ってから私はテスト勉強をしたことはありません。前述の通り、私はテストを道具として利用しているに過ぎないのですからそのためだけの勉強をしても意味は無いのです。私が見ていたのは常に先。大学受験、あるいはその先を見て勉強をしていました。これはこれで目的が分からなくなってきて時々鬱にもなるのですが、それ自体が目的なのだから仕方が無い。さて、一夜漬けはこの「テストのためだけの勉強」です。その場は乗り切っても後できついと思いますよ。特に英語や数学は積み重ねですから、中途半端で次に進むと後々困ることでしょう。

    For全教科

    ・見直し(復習)

    記憶を定着させるには見直しが効果的です。具体的には次のようにすることをおすすめします。

    • 帰宅後:30分間でその日習った内容を全て復習する(既に覚えていると思うところも含めて)。但し理解できない点があったら必ず理解できるようにしておく。
    • 翌日朝:10分間で前日習った内容をもう一度見直す。
    • 日曜日:先週習った内容を全て2時間かけて見直す。
    • 長期休暇:休暇前の期間に習った内容(夏休みならば1学期に習った内容)を全て復習する。
    前述の通り、テストに出る内容は授業でやったことなのですから授業さえ完璧に覚えておけば点がとれないはずが無いのです。

    また、これを見るとやりすぎじゃないかと思う人もいるかも知れません。しかし、これだけやっておけば少なくとも10年は持つほどに記憶に定着するでしょう。忘れた事を再び思い出すなど時間の無駄です。最初から完璧に覚えてさえいればテスト勉強(人によっては受験勉強さえも)などする必要はないのです。

    尚、これはかの有名なエビングハウスの忘却曲線を元にしたものです。本来ならばもう少し細かくなるのでしょうが、何日に何を勉強したかなんて事をいちいち考える事の方がよっぽど無駄です。なので上記のサイクルを私としてはおすすめします。

    ちなみに私は・・・家でやらずに学校でやる派なので、授業中、暇な時間などにちょくちょくノートを見直していました。エビングハウスの忘却曲線に従えば5回の見直しで数年に渡り90%の記憶が残るそうですが、私は家でやるのが面倒なのでとにかく回数を稼いだわけです。

    ・暗記

    暗記についてはなるべく多くの感覚器官から情報を取り入れた方が記憶の定着度合いは強くなります。ですから見るだけ(視覚)より読む(視覚、聴覚、発声)方がよいです。

    ちなみに私は・・・英単語等は意味と発音を繰り返し読みながらノートに一つの単語につき一行ずつ書いて覚えた(視覚、聴覚、触覚?、発声)ものです。英単語以外でもおのおのの暗記物は声に出して覚えていました。これを授業中にやることもあったもんだから、隣の席の人にはうるさかったかも知れません。

    For英語

    ・予習

    とりあえず英文を一度は読んでおきましょう。その際意味の分からない単語は抜き出して意味を調べておくこと。また単語の意味を知っても尚理解できない文があったらチェックをつけておくこと。授業中にこの理解できない文の説明は特に真剣に聞きましょう。

    ・復習

    とりあえず単語と文法だけは完璧にしておきましょう。英文を読み直しておくとよりグッド。

    ・その他

    英語で重要なのはなんといっても「単語力」です。長文読解で内容が分からないのは十中八九、単語が分からない時です。単語だけは最低2〜3000語覚えておきましょう。また、その際一つの意味だけでなく複数の意味を覚えましょう。たとえばhaveには「所有する」という意味だけでなく「食べる」という意味もあります。これを覚えていないと、I had breakfastと来た時、意味を取り違えてしまうわけです。代表的な意味(辞書で太字になっている部分)は網羅しておきましょう。文法は後回しでもいいです。(後回しでもいいだけで覚える必要がないわけではないですし、当然基礎はできている必要があります)尚、単語を覚える際は正しい発音も一緒に覚えましょう。発音を問う問題もよく出題されますし、リスニング力の向上にもなります。

    また英文を読む時は声に出してなるべく早く読みましょう。「でぃすいずあぺん」ではなく「でぃしざぺん」です。早く読む事でリスニング力も培われます。授業中に教師の後に続いて英文を音読すると思いますが、その際に人の2倍の速度で読むようにしましょう。そして他の人が1回読む間に2回読みましょう。努力は必ず成果となります。人の2倍読んでるのですから、2倍覚えられるようになるでしょう。

    ちなみに私は・・・英語の授業は予習で分からなかった部分を聞くだけにして、それ以外はずっと英単語の練習や、次の単元の予習をやっていました。また、英文を読むような時は教師の声にシャドウイングして1回、みんなが読む間に2回の合計3回読むようにしていました。2年後半はタイピングの練習も兼ねて、読みながら指で打つ練習をするようにしていましたが。

    For数学・物理

    物理と数学は積み重ねです。一つ理解できないところをほうっておくとそこからどんどん分からなくなってしまいます。何か分からないことがあるのなら小学、中学レベルに戻ってやり直すくらいの覚悟が必要です。

    ・予習

    数学は他の教科に比べ、教科書が細かいので予習はしやすいです。ですので授業前に進みそうなところまで教科書を読んでおいて分からないところにチェックをつけておき、授業中に確認するというスタンスが良いと思います。

    ・復習

    物理と数学にいたっては問題演習を行わなければいつまでたっても問題が解けるようにはなりません。問題集等を使い、実際に問題が解けるかどうか試してみる事。解けない場合は教師から分かるまで教えてもらいましょう。遠慮する事はありません。教師はそのためにいるのですから。

    ・その他

    テスト前に見直せるように公式をまとめたノートを作っておくと良いかも知れません。その際は1問程度例題とその解法をいれておくと分かりやすいです。

    ちなみに私は・・・前述の通り、数学は予習がしやすいので教科書さえあればぶっちゃけ教師は要りません。もっともたまーに教科書に載っていないところもやるので注意が必要なのですが。と言うわけで私は基本的に自分で勝手に進めて授業中は問題集をやっていました。

    For現代文

    正直、現代文という教科の必要性を感じません。読解力を付けることが目的のはずなのに、実際に授業でやってるのは誰かお偉いさんの作った解釈を覚える事だけなのですから。

    尚、現代文ほど進研ゼ○をやっていてよかったと思う教科はありません。授業ではやらない読み方を教わったことにより非常に問題が解きやすかったです。ちなみに回し物ではないのであしからず。

    ・その他

    読解力を付けるのに必要なのはやはり読書です。一ヶ月に3,4冊を目標にして本を読みましょう。その際は斜め読みをせず、作者の意図を考えながらじっくり読む事をオススメします。

    ・ちょっとポイント

    小説では登場人物の心情、及び風景描写(風景は人物の心象を表していることが多い)に線を引いておくとあとで楽です。

    ちなみに私は・・・現代文はこれと一言で言えるようなものが無いです。ただ本当こればかりは予備校にいくなり、通信教材を使うなりしておくことをお勧めします。本当に現代文は知っているか知らないかで大きな差が出る教科だと思います。読み方を教えてくれる問題集もあります。国語教師に聞くなり、ネットで調べるなりしてみることを強くお勧めします。

    For古文

    ・予習

    とりあえず単語の意味は調べておきましょう。

    ・復習

    習った文法は例文ごと覚えておくとあとで思い出しやすいです。

    ・その他

    古文は外国語です。それでいて中途半端に日本語だから外国語よりもむしろ難しいかも知れません。それでも古文は外国語だと意識することが大事です。外国語で重要なのはなんといっても単語力。単語とイディオム(句法)を覚えましょう。

    ちなみに私は・・・主語が分かりにくいので、まず主語に丸をつける。また主語は書かれていないことも多いので、敬語や文脈から主語を類推し隣に書いておく。これだけで大きく違います。あとは単語と句法でしょう。特に「え〜ず」や「よも〜じ」など出る句法は大抵決まっていますし、後は単語さえ覚えておけば何とかなると思います。受験レベルだと(マイナーな文章が使われることが多いため)通用しないかもしれませんが、源氏物語などの有名作はマンガでもいいから一度読んでおくと文脈の読み取りに非常に有利になるでしょう。

    For漢文

    ・予習、復習

    習った事を覚えていけば十分。

    ・その他

    漢文を読む際は人物を表す字に○印をつけておくと分かりやすいです。また、語の読みは少しやっておくだけでも差が付きますので一度目を通すことをおすすめします。ちなみに漢文の場合は単語(漢字の意味)よりもむしろ句法が大事です。句法中心の学習をしましょう。

    ちなみに私は・・・一応、漢検2級を持っているためか、教科書程度なら習わなくても意味がなんとなく分かりました。(訓点ついてるしね。)というわけで漢字を勉強すると良いと思います。ちなみに漢文の文型は英語と同じです(SVとかSVCとか)訓点をつけるときに迷ったら思い出してください。

    For社会系

    ・予習

    教科書を一度読んでおきましょう。

    ・復習

    暗記物ですので「For全教科」の「暗記」の項を参照してください。

    ちなみに私は・・・授業開始前に前回習ったところを確認。さらにテスト勉強で復習を計り、テストで覚えていなかったところを点検し、完璧を目指す。というスタイルでした。どうしても社会系だけは眠くなります・・・。起きようと努力はするのですが、最後の10分間が・・・。

    For理科系

    ・予習

    理解できなくても教科書を一度読んでおきましょう。

    ・復習

    数学と同じく積み重ねがモノを言いますから習った内容は完璧に覚えておきましょう。また、授業を聞いた後もう一度教科書を読み直すと予習の時には分からなかった意味が分かって気持ちいいです。

    ちなみに私は・・・問題演習を積極的に行うようにしていました。特に物理・化学は暗記+数学力が求められるのでなかなか大変かも知れません。

    まとめ

    以上、長々と書いてきました。基本的にどれも大事なのですが、特に強調したいのは次のことです。

    • 「知る」ことを楽しめ
    • 努力せよ
    • 記憶を定着させるにはとにかく反復
    • 「覚える」だけでなく「理解」せよ
    • 6時間以上の睡眠は絶対

    最後に

    いかがでしたでしょうか。

    ここに書いてあるのは基本的に私が高校時代に実際に実践していたものに多少のポイントを加えたものです。と言っても、人によって向き不向きがあるでしょうから、個々人が自分にあったやり方を見つけていくことが大切だと思います。そのための例の一つとしてごらんください。

    ただ正直な話、テストでいい点をとることがそんなに大事とは思えません。学校での秀才=天才ではないのです。同時に天才=素晴らしいというわけでもありません。

    ここに書かれた内容を実行すると言うことは同時に何かを犠牲にすると言うことです。犠牲なくして成功はありえません。テストでいい点をとること、それは犠牲を負ってまでするべきことなのか。もう一度考えてみてください。