Java講座1−1「開発環境を整えよう」

〜JDKのインストールからプログラム作成まで

はね:Java講座1−1「開発環境を整えよう」編です。今回はJDK(J2SE Development Kit Javaの開発環境)のインストールから、簡単なプログラムの作成までをやりたいと思います。

トモ:おー、がんばるぞー(棒読み)

はね:やる気がないですな。

トモ:だってさ、現時点(2005年10月7日時点)までにこのページを見てくれた人が7人だよ。これはやる気もなくなるってもんよ。

はね:仕方ないだろう。Googleにもまだクロールされていないだろうし、元々Java中心のページだったっていうわけでもないんだから。7人でも多いほうだ。

トモ:はーあ。ハッ!もしかして私は悲劇のヒロイン!?

はね:それはない。(断言)

JDKのインストール

はね:さて、Javaの開発をするにはJDK(J2SE Development Kit)のインストールが必要だ。SUNのページでダウンロードできる。http://java.sun.com/j2se/1.5.0/ja/download.html

トモ:なんかいろいろあるよ。どれを選べばいいの?

はね:とりあえずは「JDK 5.0 Update 5 JVMテクノロジを含む」というのでいいだろう。「JDKのダウンロード」をクリックだ。

「JDKのダウンロード」をクリック
図1

はね:ページが変わったら「Accept」のラジオボタンをクリック。

「Accept License Agreement」を選択
図2

はね:そうするとページがリロードされるから、Windowsの場合は「Windows Offline Instalation, Multi-language」をクリック。その他のOSの人は適宜判断するようお願いします。

「Windows Offline Instalation, Multi-language」をクリック 図3

はね:するとダウンロードの確認をするウィンドウが出るから「保存」を選択。保存先はデスクトップでいいだろう。あとはダウンロードが終わるまで待とう。58MBもあるから気長に待つといい。

トモ:ダイヤルアップの人間はこの時点でギブアップしたくなるー。

ダウンロードとインストールって違うの?という方へ。ダウンロードとは、ネットワーク上の別のコンピュータから自分のコンピュータにファイルをコピーしてくることで、インストールとは、ファイルをハードディスクにコピーして、そのソフトを使えるようにするためにコンピュータに設定をすることです。(Windowsの場合はレジストリに値を書きこんだり、スタートアップにショートカットを作ったりします、この処理を自動で行ってくれるのがインストーラー)

「そんなこともう知ってるよ!」という方が多いかとは思いますが、私はネットを初めて数年ほどの間、この2つの違いが分からなかったので載せておきます。

はね:ダウンロードが終わったら、保存先に指定したディレクトリに「jdk-1_5_0_05-windows-i586-p.exe」というファイルができているはずだ。ただし、ファイル名はバージョンによって違うので注意。


図4

トモ;それではクリックしてインストールをするのだー!

はね:待て待てーい。その前に、実行中のアプリケーションは全て終了しておくのだ。これは他のソフトをインストールするときも基本だ。

トモ:えー、何でさ。

はね:なんでって・・・。うーん、なんでだろう?

トモ:おいおい。

はね:多分、メモリを空けて、インストーラがメモリをたくさん使えるようにするためだと思う。多分。

トモ:それじゃぁ、今度こそインストールだー。

はね:インストーラを起動すると、下のような画面が出る。当然「使用許諾契約の条項に同意します」を選んで、「次へ」。

使用許諾契約の条項に同意します
図5

はね:あとはインストーラの指示通りに進んでいけばいい。必要ならば、インストール先を変更しておこう。ちなみに私の環境では[D:jdk1.5.0_02]にインストールされている。このパスはJavaのバージョンやPC環境によって異なるので、各自のインストール先を指定していただきたい。

・・・数分後・・・

トモ:インストールが終わったよ。さぁ、早速プログラムを組もう!

はね:その前にやらなければならないことがある。

トモ:なんだ?お茶でも汲んできてくれるのか?

はね:粗茶ですが・・・って違う。環境変数の設定をしなければならんのだ。

トモ:環境変数?あぁ、あれね。最近やばいよね。砂漠化とか温暖化とか。

はね:あえて突っ込まないでおこう。以下、WinXPの場合の説明だ。それ以外のOSの人はこちらを参照http://www.smg.co.jp/seminar/java/index.html。環境変数を設定するにはまず、「マイコンピュータ」を右クリックして「プロパティ」を選択する。

「マイコンピュータ」を右クリックして「プロパティ」
図6

トモ:「マイコンピュータ」がデスクトップに見当たらないぞ。

はね:スタートアップ(Windows画面左下の「スタート」)に登録されているはずだから、それを右クリックすればいい。「プロパティ」を選択したら新しいダイアログが開くから、右上のタブから「詳細設定」を選ぶ。下の方に「環境変数」というボタンがあるからこれをクリック。

「詳細設定」タブを選択して「環境変数」ボタンをクリックする
図7

はね:ユーザー環境変数に[PATH]という変数がある場合はそれを選択して「編集」をクリック。ない場合は「新規」をクリック。


図8

はね:ダイアログが開くので、「変数名」には[PATH]を、「変数値」には「<JDKをインストールしたフォルダ>\bin」(私の場合は[D:jdk1.5.0_02\bin])を入力。「編集」の場合は、すでにある値の末尾に「;」(コロン)を付けて追記してください。(例:C:\Borland\Bcc55\bin;D:\jdk1.5.0_02\bin;)


図9


図10:設定完了!

はね:あとは「OK」を押して全てのダイアログを閉じるだけ。「キャンセル」押したら設定が反映しないからダメヨ。

トモ:今度こそ、インストールが終了したわけだな。

はね:うむ、インストールが本当に完了したことを確認するには、「スタート」→「プログラム」→「アクセサリ」→「コマンドプロンプト」を実行、「java -version」と入力して以下の表示が出ればよい。

「java version 1.5.0_05なんとかかんとか」という表示がでたらOK

トモ:よーし、確認OK。あとは・・・

はね:あとは次回に持ち越し。

トモ:ぬぉい。今回インストールしかやってないじゃないかぁ!

はね:疲れたんだ。

トモ:は?

はね:今日はもう疲れたの!と言うわけでまた次回!

トモ:納得いかねー。


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